救う会｢助けて！心臓移植に半年で2億9千万円必要なの！｣

難病の拡張型心筋症と診断された棚倉町の９カ月の女児中川西祐綺（ゆき）ちゃんを支援しようと、両親の同僚や友人ら１７人が１５日、
「ゆきちゃんを救う会」を設立し、米国での心臓移植手術費など２億９０００万円の募金活動を始めた。
同日、救う会共同代表の小針弘之さん（５８）と富山雄一さん（３５）、両親らが県庁で記者会見し、協力を呼び掛けた。

同会や父純一さん（２９）、母かおりさん（２７）によると、祐綺ちゃんは５月に顔色が悪く呼吸が苦しそうになり、病院を受診。
心臓が悪いと診断され別の病院に救急搬送された。

祐綺ちゃんの症状は７月に悪化し、医師から「改善には心臓移植しかない」と告げられた。大阪府の病院に転院し、拡張型心筋症と診断。
両親は祐綺ちゃんを日本臓器移植ネットワークに登録したが、子どもの心臓移植の症例は少なく、米国のコロンビア大病院に受け入れを申請した。

祐綺ちゃんは「小児用補助人工心臓」を装着する手術を受けており、１年以内に移植を受けるのが望ましいという。
救う会は半年以内を目標に、街頭募金や銀行口座への振り込み、ホームページで善意を募る。

中川西さん夫妻の長男は劇症型心筋炎と診断され、１歳４カ月で亡くなっている。
会見で、かおりさんは「二度と子どもを失いたくない」、純一さんは「娘に生きるチャンスを下さい」と訴えた。
救う会の小針さんは「皆さんの力添えがなければ救えない。普通の生活をさせてあげたい」と話した。会見には祐綺ちゃんの主治医（４４）も同席した。

１９日には白河で

救う会や中川西さん夫妻は１５日、福島市のＪＲ福島駅前で募金を呼び掛けた。
１９日に白河市のヨークベニマル新白河店（午前１１時～午後１時）、同昭和町店（午後３時～同５時）でも予定している。
活動情報は救う会ホームページに掲載。問い合わせは「ゆきちゃんを救う会」へ。

福島民友ネット

http://www.ishokushien.com/links/recip.html

Ａ／治療後に貯金が尽きて大学に行けない、仕事をしなければならない、のでは高額な手術をする意味がない
　　　治療後に安定した生活をし、幸せに暮らすためには、手術に大事なお金を使うわけにはいきません