データ入力のアルバイト採用つらすぎｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

スペック

３３歳　無職（短期バイトしか経験なし）

学歴：Fラン工学部中退、iT専門中退
漫画家を目指すも挫折して売れないイラストレーターをやりながら短期バイトで食いつなぐ日々だったが、ついに才能が枯渇してしまいバイトを開始

震えながら応募の電話をした

「株式会社○○、採用担当でございます」

「データ入力のバイトに応募したくてお電話しました」

「ありがとうございます、さっそく面接の日程ですが明日の０時からで」

「あ、はい」

こんな感じでとんとんと面接に進んだ

そして面接の日

ふつうに遅刻した。
田舎から東京に出てきて学生生活を５年ほどするも
学校をやめて北関東の実家に引っ込んで
そっから紆余曲折の独り暮らし

からの数年ぶりの東京
面接は某ターミナル駅の高層ビルだった

余裕で迷って、面接の時間に駅に着く
そこから徒歩５分と聞いたが３０分以上かかる
そして採用担当者から電話がかかってきて事情を説明したら

午後の面接の時間に変えてくれることになって事なきを得た

データ入力も色々あるでしょ
伝票の宛名、名前、数字を延々打ち込むとか
会議のテープを聴いて文字に起こすとか

体力が必要な職種もあって
運送業の住所打ち込み（荷物運び含む）
スーパーの棚卸（売場を隅々まで移動する）
なんかもデータ入力に入る

午後２時（１４時）

面接の時間にビルに入館するも
守衛に止められる
事情を説明したら採用担当者が降りてきて

入館口が逆であることを聞かされた。
関係者じゃないのに関係者口から侵入したことになっており、
その時点で俺はもうパニック

面接会場までおねえさんが案内してくれたが、
エレベーターの中でもう吐きそうだった
おなか痛いしトイレ行きたいし
おなか空いたし

漫画家志望だっただけあって
文章は読みやすいな

読まないけど

そして面接会場に着く

まさかの登録制バイトだった。
そしてそこは登録会だった。

パイプいすが会議室に１００脚ほどあり
そこに４０人ほどが座っており

誰も見てない会社紹介のビデオがスクリーンに延々流れていた
書類の書き方や適性テストの説明を受けて
俺もパイプいすで書類を書いた

そしてあっという間に適性テストの時間になった

計算問題１０問
教養問題１０問
漢字問題１０問

あとはデータ入力の秒数を計るテスト

俺は計算６点　教養２点　漢字４点

データ入力のテストは１回きりだったのに
俺はコピペのテストと勘違いして

「左の文章を右の空欄に写せ」

と書いてあるのでひたすらコントロールＣやＦを連打していたが
一向にコピーできず間違ってコントロールZを押してしまい
前の画面に戻ってテストが強制終了

よってデータ入力のテストは０点になった

面接ではおねえさんが担当してくれた

当たり障りのない質問をされて志望動機やら
いい年して職歴がないことの理由を語ったり
最後にテストの結果がひどいことを言われて

採用なら明日電話します。
不採用なら電話しません。

こういわれる

俺は落ちたとおもい
逆に安心して夜はぐっすり眠れた

翌朝１１時に起きると

不在着信１件

折り返すと面接を担当してくれたおねえさんが出て

「採用予定の２名が辞退したのであなたが繰り上げ採用になりました」

俺は人生ではじめて合格通知をもらったような気がした。

拓殖大学工学部は指定校推薦で入学
日本電子専門学校は面接試験で合格

はじめて筆記試験で合格した

そんな気持ちでうれしかった
しかもバイトとはいえフルタイム

８：００～１６：００の週５で月１４万円の高時給バイト

本当にうれしかった

時給千円としても
一日七千
週に三万五千

月に14万か…