彡(゚)(゚)「ワイの引き籠り生活もついに終わりかいな・・・」
彡(゚)(゚)「きっと南方のジャングルか」
彡(゚)(゚)「大陸の高粱畑か」
彡(゚)(゚)「太平洋の島で死ぬことになるんやろな」
彡(゚)(゚)「どうせ死ぬなら家で死んだ方がマシやろ」
J( ‘ー`)し「待ちなさい」
彡(●)(●)「なんや?
ワイは知らん土地で苦しみながら死ぬなんて真っ平御免や」
あなたは海外の部隊じゃなく国内の基地で働くのよ」
彡(゚)(゚)「ホンマや!怨滋営駐屯地・歩兵334連隊って書いとるけどすぐ近所やんけ」
彡(^)(^)「早まってすまんかったなマッマ」
J( ‘ー`)し「内地勤務なら安全だし、
家と違って白米も食べられるはずよ」
彡(゚)(゚)(なんや家の周りが騒がしいな・・・)
(´・ω・`)「あっ、やきうのお兄ちゃんだ!」
(o’ω’n)「ホントだおん。お国の為に頑張ってくるおん!」
彡(^)(^)「おぅ、任せたれ!最前線で活躍してくるで」
J( ‘ー`)し「・・・・」
( ´_ゝ`)「あの引き籠りのやきう君も出征かぁ」
(o’ω’n)「アメカス共に負けるなおん!」
(´・ω・`)「やきうのお兄ちゃん帰ったらまたキャッチボールしようね」
J( ‘ー`)し「遺族年金は必ずもらっておいてあげるから安心しなさい」
彡(^)(^)「お、おぅ。行ってくるで」
彡(゚)(゚)(マッマなんか隠してたみたいやけど何だったんやろ?)
彡;(゚)(゚)「ファッ!?赤いやんけ!!まさか切れ痔か!?」
彡(゚)(゚)(ここがワイの駐屯地かいな)
( ・`ω・´)「貴様は?」
彡(゚)(゚)「あ、どうも歩兵334連隊に配属のやきう民いいます」
彡(^)(^)「よろしく頼むでw」
JA?
農家かな
彡(゜)(。)「ヒィィやめてクレメンス」
( ・`ω・´)「初日だから大目に見るが明日以降気を付けるように」
彡(゚)(゚)(ここアカンとこやん、絶対脱走したろ)
( ・`ω・´)「返事は?」
彡(゚)(゚)「は、はい」
彡(゚)(゚)「訓練キツ杉内」
( ・`ω・´)「おぃ、お前ら!」
彡(゚)(゚)「はい、軍曹殿!」
( ・`ω・´)「これより貴様ら新兵も先行した本隊に合流すべくこの駐屯地を出ることになった
2日後に輸送船にて前線に移送されるから、今日のうちに実家に顔でも見せておけ」
彡(゚)(゚)「ファッ!?」
( ・`ω・´)「なんだ?やきう民二等兵?」
彡(゚)(゚)「ワイの、私の召集令状には配属地はこの怨滋営駐屯地とあったのですが・・・」
( ・`ω・´)「それは歩兵334連隊の平時の所在地であって
貴様ら新兵が入営する手続きをする場所でしかない」
彡(゚)(゚)「と、いうことはワイはこの駐屯地の守備兵とかにはなれんのけ?」
( ・`ω・´)「当たり前だ!俺と共に連隊主力に合流するんだよ」
彡(゚)(゚)「う、うせやろ・・・・」
J( ‘ー`)し「ほーん、で?」
彡(゚)(゚)「分かっとるんか?前線に行かされるんやで?
しかも噂によると北の島って話や」
彡(゚)(゚)「きっとアリューシャン列島の孤島で凍えて死ぬんや。
それもマッマが怨滋営駐屯地での勤務なら安心って勘違いするからや」
遺族年金貰うには嘘で安心させるしかないじゃない」
彡(゚)(゚)「ファッ!?
内地なら安心ってワイに言ってたのも嘘だったんか?
赤紙の配属地がただの一時的な物だってわかった上で・・・」
J( ‘ー`)し「当たり前田のクラッカーw」
彡(゚)(゚)「ああああああああああ」ブッブリブリブリュリュブリュゥゥ
彡(゚)(゚)「うぇぇぇぇぇえええええ」ゲッゲロゲリョリョリョゲロ
( ・`ω・´)「しっかりしろやきう民!
アメリカ兵にそんな気概で勝てるか!」
彡(゚)(゚)「ヒィィ、海荒れすぎやろ。どこに向かってるんや」
( ・`ω・´)「俺たちが向かうのはだな、
我が大日本帝国の北方にあり、かつ最東端の・・・」
彡(゚)(゚)「うげぇぇぇぇ」ゲロゲロゲロッピー
( ・`ω・´)「やれやれ、まともに話も出来んとは・・・」
彡(゚)(゚)「鮭旨い、カニ旨い、白米旨い、
あとはビールか日本酒でもあれば最高なんやけどなぁ」
彡(゚)(゚)「それにしてもいい勤務地やで
寒いけど景色はきれいやし
寒いけど飯は旨くて量も出るし
寒いけど敵は来ないし」
彡(゚)(゚)「敵が来たとしても
元がアメリカ領のアリューシャンのアッツやキスカと違って
正真正銘の日本領やから敵が来れば本土から増援も来るし、間違いなく負けんやろ」
彡(゚)(゚)「おっ!アメカスのB-24やん
と思ったらまた帰ってったわ。いつも冷やかしだけして帰っていくチキン野郎や」
彡(゚)(゚)「ま、そうは言ってもこのまま敵が来ない方がええやろな」
彡(゚)(゚)「ホンマに敵来んなぁ・・・」
彡(゚)(゚)「そういや、今日の午後はラジオ聞くために訓練休みやったな
兵隊に休息与える天皇陛下マジ神やで」
( ・`ω・´)「やきう民上等兵、始まるぞ!」
彡(゚)(゚)「はい、ただいま参ります」
昇進してるやんけ
彡(゚)(゚)「聞こえないやんけ!」
( ・`ω・´)「うーむ」
彡(●)(●)「ラジオ聞こえんかったら訓練再開になるやんけ」(陛下の玉音を拝聴できないとは残念至極であります)
( ・`ω・´)「やきう民何をする!?」
彡(゚)(゚)「無能ラジオはバットでドーン」ドーン
ラジオ「ガガッ
帝国政府をして、共同宣言に応せしむるに・・
ザー、ズザゾ、ザー
堪へ難きを堪へ、忍び難きを忍びて万世の為に太平をを開かむと欲す・・・・
ザザザー、ザザ・・・・」
( ・`ω・´)「!?」
彡(゚)(゚)「ファッ!?」
彡(゚)(゚)(なんやよう分からんけど
共同宣言に応じるとか、太平を開くとか…)
彡(-)(-)(・・・・・)
彡(゚)(゚)(もしかして戦争がおわったんか?)
機密書類を燃やしたり武器弾薬のうちいらん物から爆破処分したりしとった
まぁ自衛用に必要な武器はこのときまだ廃棄してなかったんや。」
( ・`ω・´)「やきう民、作業はどうだ?」
彡(゚)(゚)「はっ軍曹殿、小隊の無線機及び各種書類は連隊本部に届けてきました」
( ・`ω・´)「そうか、ところでお前はさっきの砲声が聞こえたか?」
彡(゚)(゚)「さっき?いえ、特には」
( ・`ω・´)「そうか。ならいい」スタスタ
彡(゚)(゚)(砲声?砲兵連隊の連中が爆破処分でも失敗したんやろか?)
彡(゚)(゚)「はい!小隊長殿!」
(・∀・)「軍曹を見なかったかい?」
彡(゚)(゚)「さきほど兵舎に向かわれたようですが」
(・∀・)「そうかい、ありがとうやきう君」
彡(゚)(゚)「あの、・・・さきほど軍曹が砲声がしたと仰っていたのですが・・・」
(・∀・)「・・・ソ連のカムチャツカの砲台が
戦勝記念に汚い花火でお祝いしただけのことだよ」
彡(゚)(゚)(ソ連・・・?)
ソ連松「終戦は9月2日だぞ」
彡(゚)(゚)「軍曹、昨日の砲声はソ連のものだったようですね」
( ・`ω・´)「知っていたのか」
彡(゚)(゚)「小隊長に聞いたんですよ」
( ・`ω・´)「あの大学出のひよっこはペラペラと勝手に・・・」
彡(゚)(゚)「別にソ連が大砲撃ったって事がどうしたんです?
もううちらの負け確ですやん」
( ・`ω・´)「・・・・・」
( ・`ω・´)「お前にはまだ俺の生い立ちを話していなかったな」
彡(^)(^)「なんか自分語り始めたでコイツw」(軍曹の以前の武勇伝ぜひ聞かせてください)
( ・`ω・´)「俺の家は代々軍人でな、明治の征露戦争では祖父が奉天の会戦で戦死した」
彡(。)(;)「はぇぇ~ナンマンダブや」
戦争後のシベリア戦役には参加したんだ。
じいさんの敵だったロシア帝国の流れを汲む白ロシア軍と共に戦ったんだよ」
彡(゚)(゚)「日露戦争で日本がロシアとっちめたんやろ?
ロシア帝国の奴らには恨まれてたんやないのか?」
( ・`ω・´)「難しい政治は俺には分からんが
世界大戦前のロシア帝国は日本の友好国だったんだよ。
そのロシア帝国が崩壊して、赤軍から逃れてきた軍人たちに手を貸したのは
俺たち日本だけじゃない、アメリカやイギリスなんかも一緒に戦ったんだ」
彡(゚)(゚)「はぇ~鬼畜米英とか言ってる奴ら軍曹に歴史教えてもらうべきやな」
( ・`ω・´)「・・・・・」
赤軍パルチザンのロシア人、中国人、朝鮮人が町に入ってきて白ロシア系のロシア人を虐殺、
その後中立を保っていた日本軍にも武装解除を求めてきたんだ」
彡(゚)(゚)「いや~赤ロシア恐ロシアやね」
( ・`ω・´)「武装解除を拒否した日本軍は赤ロシア軍の司令部を強襲すると共に
捕らえられた白系ロシア人たちの解放を目指したが失敗、全員戦死する。」
彡(゚)(゚)「・・・・・」
( ・`ω・´)「それだけでなく、民間人の日本人700人を全員虐殺し、日本大使館も皆殺しにした。
その後さらに他の市民数千人も殺戮して町を焼き払った訳だ」
( ・`ω・´)「パルチザンに電線を切断されて連絡が孤絶していたんだ、
それに冬のシベリアの雪原を満足な装備なしに突然越えるのも無理だし
海が凍って海路による脱出も不可能という訳だ」
彡(^)(^)「陸の孤島か・・・
ハハッいまのワイらと同じ状況ですやんw」
( ・`ω・´)「なにより彼らが逃げ出さなかったのは町に日本人居留民を残して逃げるなんてことが
出来なかったからだろうな・・・」
露助の悪行なんかはあんま聞いたことないな
せいぜい満州あたりで数年前にドンパチしたくらいや」
( ・`ω・´)「ノモンハンか、
俺も良くは知らんがこの島にいる戦車第十一連隊は以前満州でソ連の侵略に備えていたらしい」
彡(゚)(゚)「ワイも戦車に乗りたかったンゴねぇ
あんな鉄の塊自分で動かしてみたいもんや」
( ・`ω・´)「ハハッやきう民には無理だろうさ
お前にあんな立派な鉄の棺桶はもったいないだろ」
彡(゚)(゚)「ファ----」
彡(-)(-)「なんや?まだ夜やないけ・・・」
彡(゚)(゚)「ファッ!?失礼しました軍曹殿!」
( ・`ω・´)「非常呼集が掛かった
急いで準備しろ!」
彡(゚)(゚)「ハイ!」
彡(゚)(゚)(こんな早朝になんやねん。米軍の武装解除部隊でも来たんかいな
というより戦争終ったんやろ?さっさと家に帰らせてクレメンス)
( ・`ω・´)「と、いう訳で占守島のわが軍は現在国籍不明の軍隊によって攻撃されつつあり
われわれ歩兵334連隊の諸隊も北東部の敵上陸拠点に向けて進軍中である」
彡(゚)(゚)「わ、わいら大日本帝国は負けたんやろ?
戦う理由なんてあるんか?降伏してはだめなんか?」
( ・`ω・´)「既に上層部は軍使を派遣して停戦に持ち込みたいようだが
あちらが依然として戦闘行動をとり続ける以上こちらも自衛せざるをえん」
( ・`ω・´)「戦に負けた我々に、投降を呼びかけたりせずいきなり銃を突き付けてくる国籍不明の敵に
武器を渡して身を委ねることが出来るのか?
我々だけでなくこの島の民間人の命にも責任を負っているのだぞ!」
彡(゚)(゚)「ワイは、ワイはどうしたら・・・・」
ツポレフ君「よろしくニキー^^」バクダンポイー
彡(゚)(゚)「ファーーー敵の爆撃機や!」
( ・`ω・´)「騒ぐな、この霧の中なら当たりはせん」
彡(゚)(゚)「あかん、反対側からもエンジン音や!助けてクレメンス」
( ・`ω・´)「このエンジン音は日本機だ、安心しろ」
一式戦闘機「視界悪すぎワロエナイ」ブーン
97式艦攻「ポンコツとか言うなし」ブーーン
( ・`ω・´)「小隊長、我々はどうすれば・・・?」
(・∀・)「敵は霧に紛れて所在がはっきりしないんだ
友軍の戦車部隊が来るまでは現在地を保持しておいてくれ」
(・∀・)「あと、霧の中から来る友軍戦車に挽肉にされないようにね」
彡(゚)(゚)「なんでや?ソ連とは中立条約結んでたはずやろ」
( ・`ω・´)「実は陛下の、終戦の詔の数日前から
満州や樺太にソ連が攻め込んでいるという噂なんだ」
彡(゚)(゚)「まさかこの島に来た国籍不明軍も?」
( ・`ω・´)「十中八九ソ連だろうな」
彡(゚)(゚)「・・・・・」
( ・`ω・´)「いきなりどうした?」
彡(゚)(゚)「ここで一時的に撃退できたとしてもワイらは既に戦争そのものに負けてるんやで?
ここであえて攻撃してくる敵さんは何が目的なんや?
何をもってしてワイらは敵に勝てたと言えるんかと思いましてな」
然るべきルートを通して我々を武装解除し、この島を占領するだけでよかった」
彡(゚)(゚)「せやけどあえて敵さんは武装した兵隊を何の通告もなく上陸させてきた訳やね」
( ・`ω・´)「俺に難しいことはわからんがお前の言う通り
敵の狙いは単にこの島だけじゃないのかもしれんな」
彡(゚)(゚)「ワイらはどうしたらええんですのん?
何の為に戦って何を目指したらええんでしょう?」
だが、上層部の話では島にある漁船やタグボート、大発なんかをかき集めて
缶詰工場に学徒動員されてる女学生数百人を北海道まで送るらしい」
彡(゚)(゚)「ファッ!?女学生がまだそんな残されとったんか
いかんやん、露助の兵隊どもに見つかったらただじゃすまんで」
( ・`ω・´)「3千人近い民間人の全ては無理だが
一人でも多く内地に送り届けるために努力する戦友がいるんだ
彼らだけじゃない、自分のできる限りのことをしようと努力する同胞がここにはいるんだ
彼らの努力を無駄にせぬよう、可能な限りソ連兵を食い止ようやきう民!」
このやきう民が成敗したるわ。かかってこいや!」
ソ連兵「お!イポンスキーやんヘッショ狙ったろ」ダン ダン
(にしても噂通りめちゃくちゃ黄色い肌してんやな)
( ・`ω・´)「いかん!」バッ
> (にしても噂通りめちゃくちゃ黄色い肌してんやな)
草
やきう民だからねそりゃねw
彡(゚)(゚)
┏━━━━━━━┓ 彡 と わい将、華麗な遺影回避
┃ / \ ┃ /⌒ ⌒ ー-、
┃ / \ ┃ (_// r ─- 、 ヾ
┃ ┃ ノ /
┃ ┃ ( ( /
┃ ┃ _У /、
┃ ┃ f´ __,ノ .〉
┗━━━━━━━┛ じ / /
( -`ω-´)「そこ、だ・・」ダーン
ソ連兵「グエーやられたンゴ」バタン
( -`ω-´)「無事か・・やきう民?」
彡(゚)(゚)「ひぇぇ初実戦怖すぎわろt・・・って軍曹!
血が出てますやん!アカン、小隊長!だれか、担架!」
( -`ω-´)「俺は、ロシアが、ソ連が・・・
やきう民、お前、は、お、前は・・・・・・・・」
彡(;)(;)「軍曹・・・」
彡(●)(●)「ソ連兵ども、覚悟するんやで
軍曹の仇や!一人残らず殲滅してやるンゴ」
ソ連兵「いたぞ、小隊規模の敵、撃て撃て!」ダンダン
ソ連兵「Ураааааааа!」ダンダンダン
彡(゚)(゚)「連射してくる小銃とか卑怯やろ
三八式で勝てるわけないやんけ」ダーン
(゚∀。)「うぎゃぁぁぁ」
彡(゚)(゚)「あかん、小隊長までやられてもた
原ちゃんごめん、キャッチボール一緒に出来そうにないで」ダン
ソ連兵「ファッ!?引け、引け、退却ー!」
ソ連兵「退却する奴は俺がうt・・・・・これアカン奴や。逃げろー!」
ソ連兵「ママー!」
─┬=====┬─┬─┬
キュラ ヽ┴—–┴ 、/_ /
. ==||:|: :|: 「r-┴──o
___________ |:|:__ :|: ||–┬┘ ̄ (゚)(゚)ミ「こ、これは」
|ミ/// / ~~|ミ|丘百~((==___ ノ ミ
.└┼-┴─┴───┴──┐~~””’-ゝ-┤ つ (
((◎)~~~O~~~~~O~~(◎))三)──)三)
ゝ(◎)(◎)(◎)(◎) (◎)ノ三ノ──ノ三ノ
キュラ
(^^;)「大丈夫ですか」パカッ
彡(゚)(゚)「危ないところやったわ、助かったで」
(^^;)「我々戦車隊はこれから敵陣に突撃しますが随伴歩兵が不足気味でして
指揮官の方に会わせていただきたい」
彡(゚)(゚)「さっきの戦闘でほとんど死んだやで
うちの小隊だと上等兵のワイが一番階級的には上やけど」
彡(゚)(゚)「・・・ま、戦車と一緒の方が心強いし一緒に突撃や!」
(^^;)「よろしくお願いします」
ゥー!
彡(゚)(゚)「戦車に乗せてくれるって、中じゃなくて外のことかいな
タンクデサントとかこれじゃいい的やで」
(^^;)「まぁまぁ、周辺警戒には見晴らしが良い方がいいでしょ」
彡(゚)(゚)「露助の数は多いんやろか?」
(^^;)「分かりません。ただ、この占守島だけ攻めるということはないでしょうから
それ相応の数の軍隊が、ひょっとすると北海道まで攻め入るだけの兵力もしれません」
彡(゚)(゚)「ずいぶん詳しそうな物言いやな」
(^^;)「これでも戦車学校に入る前は大学で地勢学を修めてたんですよ」
彡(゚)(゚)「はぇ~。しっかし、ホンマに北海道までこの調子で来られたらまずいで」
(^^;)「もしかすると、の話です。
ですが、いままでソ連が太平洋側に出るにはアリューシャンから千島列島、北海道へと至る
アメリカと日本の制海権下を抜ける必要がありましたが
我が国から千島や北海道を奪えれば太平洋への進出はさらに容易くなるでしょう」
彡(゚)(゚)「・・・・・」
ソ連兵「こっちじゃ大きいのと小さいのが合わせて5台くらいいたぜ」
ソ連兵「やばくね?やばくね?うちら戦車持ってきてないじゃん?」
ソ連兵「対戦車砲と対戦車銃で立ち向かえとか正気かよぉ・・・」
ソ連兵「来た!イポンスキーのタンクだ」
ソ連兵「戦車だ!戦車をつぶせ!」
ソ連兵「こいつ(PTRD)を見てくれ、こいつをどう思う?」ズキューン
ソ連兵「Урааааааааааааа!」ダンダダン
彡(゚)(゚)「ファッ!?待ち伏せやと?」
彡(゚)(゚)「おい戦車長!ワイらどうすれば・・・」
(–¥)「・・・・」
彡(゚)(゚)「戦車の中で撃たれてるとかうせやろ?」
彡(゚)(゚)「おぃ、新米Q!しっかりせい!」
(^p^)「戦車が!味方の戦車が燃えていきます!」
彡(゚)(゚)「新米Pはこの戦車の陰にでも隠れてるんや」
(^p^)「上等兵殿はどうされるんです?」
彡(^)(^)「ワイは生き残った味方がいないか探してくるだけや。
すぐ戻ってくるから心配すんなや」
ワイらが敵の数を減らした分だけ、きっと択捉島や北海道の部隊が楽になる
ひょっとしたらこの占守島は持たんかもしれんけど
さすがに北海道までこいつらを進ませるわけにはいかないんや)
彡(-)(-)(そうなると、ワイの取るべき道はひとつやな・・・・)
彡(゚)(゚)(さっき倒した敵からもろた10発連射できる銃と手榴弾2発・・・)
彡(゚)(゚)(男やきう民、突っ込むで!)
彡(゚)(゚)「ファッ!?砲撃?敵さんが混乱しとる!」
彡(゚)(゚)「友軍の砲撃みたいやな。同士討ちだけは勘弁やけどとりあえず助かったわ」
(^p^)「上等兵殿!援軍の独立歩兵大隊と残存戦車が到着しました!」
彡(゚)(゚)「おっしゃあいつら浜辺まで退却しとるで!押し返すんや」
(^p^)「もう小隊は私と上等兵殿だけですけどね」
彡(^)(^)「やきう民小隊前進やで~!」
(^p^)「やれやれ・・・」
ソ連兵「戦車来たんすよ!援軍の歩兵も!マジもぅむり」
ソ連兵「さっさと取り返すんだあくしろよ。撃つぞコラ!」
ソ連兵「前門の日本軍、肛門の共産党委員か・・・」
ソ連兵「Урааааааа
彡(●)(●)「共産主義の犬どもがぃ」ダンダンダン
彡(゚)(゚)「にしても半自動小銃強すぎワロタwww
弾の減りも早すぎワロタ・・・・」タマギレポイー
(^p^)「死体から弾も十分拾っておくべきでしたね」
彡(゚)(゚)「おっ!こいつのミニサイズ機関銃かっこええやんけ」
(^p^)「短機関銃ってやつですかね」
彡(゚)(゚)「ファーーーーー」バリバリバリバリ
こいつら全滅させて占守島も他の島も、もちろん北海道も安全にできるやろ」
(◎△◎)「司令部からの命令です!」
彡(゚)(゚)「うせやろ?8月18日の16時に停戦?今になってかいな」
(◎△◎)「停戦命令は絶対順守であるとのことです」
彡(゚)(゚)「あと数時間しかないやんけ!どないしろっちゅうねん!」
彡(゚)(゚)「ンゴゴゴゴゴ」
彡(゚)(゚)「こっちは停戦してんのにあっちは攻撃して来とるやん!」
彡(゚)(゚)「味方はもう退却するみたいやしうちらも退こか」
(^p^)「せっかく守ってきた土地をみすみす明け渡すなんて・・・」
彡(゚)(゚)「忌々しい連中やで。けど停戦命令は絶対順守だそうやからな
あえて念押しするってことは、ワイらの悔しさを上層部も分かってるんや
それでもなお頭のいい参謀さん方はあえて停戦せよって結論なんやろ
戦争そのもので負けるってのはこういうことなんやね・・・」
(^p^)「・・・・・」
彡(゚)(゚)「ようやく双方停戦になったで」
彡(゚)(゚)「しっかし戦闘序盤でこっちが送った軍使は拒否ったくせして
戦いが劣勢になっってから停戦するとか卑怯すぎるやろ」
(^p^)「ようやく家にも帰れるんだからよしとしましょう」
彡(゚)(゚)「せやな、原ちゃんとまたキャッチボールできるんや
いろいろあったがまぁよかったで」
彡(゚)(゚)「ああああああああああ」ブッブリュブリュブリリリリブリィ
彡(゚)(゚)「ワイなんでシベリアにおんねん?寒すぎ辛すぎ腹減りすぎやで」
ソ連兵「ダモイ!ダモイ!」
彡(゚)(゚)「なにがダモイや、あの戦いはワイらが勝てた戦いやぞ
お前らみたいな勝ち確で乗り込んだ卑怯者が偉そうにすんなや」
(^p^)「もう・・・だめぽ・・・」
彡(゚)(゚)「P,P,しっかりしろP!」
彡(゚)(゚)「こんなん、こんなんいつまでつづくんや・・・・」
彡(゚)(゚)「ああああああああああ」ブリ
彡(゚)(゚)「喰ってないから糞も出んか・・・」
彡(゚)(゚)「もう、だめかもわからんね」
彡(゚)(゚)「原ちゃんやあの時占守島を脱出した女学生たちは幸せに暮らしてるやろか?
今の日本はみんなやきう出来とるんかな?
また、キャッチボール・・・したい、で・・、・・・、・・」
┃ / \ ┃
┃ / \ ┃
┃ (゚)(゚)ミ┃
┃ 丿 ミ┃
┃ つ ( ┃
┃ ) ( ┃
┗━━━━━━━┛
見ていてくれた方ありがとうございます
不快に思われた方はすみません
乙
イッチに非はないで
フォーエバーイッチ
主にアメリカとの対話がメインだったようですが、
ソ連の侵攻に対してアメリカはまず日本側の停戦を求めてからソ連に働きかけたようです
日本側はとにかく終戦、まずは武装解除という方針だったため
ソ連を一人残らず駆逐する前に停戦という流れになってしまったようです
心配になりましたが無事書ききれました
みなさんありがとうございます
ええんやで
お疲れ
引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1469027131/