Qualcommはアメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼで11月8日(現地時間)に記者会見を開催し、Armベースのデータセンター向けSoCとなる「Centriq 2400」を発表した。
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現在のデータセンター向け市場は、ほとんどの市場をIntelのXeonプロセッサが抑えている寡占市場になっており、Armプロセッサ陣営が虎視眈々と参入機会を狙っている状況。Armプロセッサを製造するトップメーカーのQualcommがこの市場に参入する意義は大きく、その動向には注目が集まっていた。
今回Qualcommが発表したCentriq 2400は、64bitのArm命令が実行できるArmプロセッサを48コア内蔵。6チャネルのDDR4メモリコントローラ、32レーンのPCI Express 3.0などのスペックになっており、高い性能を備えながら省電力を実現しているのが大きな特徴となる。

CPUはQualcommが新規に開発した独自コアとなるFolkerで、Armv8に対応したArmプロセッサになる。ただし、Armv7以前の従来の32bitのArm命令が実行できるモード(AArch32)には対応しておらず、64bitのArm命令だけを実行できるモード(AArch64)のみに対応している。
CPUは2つのCPUコアで1つのクラスタを構成しており、2つのCPUコアで512KBのL2キャッシュを共有するかたちになっている。Centriq 2400ではこのクラスタが24あり、最大で48コア構成が可能になっている。
CPUコア全部で共有しているL3キャッシュは、5MBのモジュールが12個搭載されており、SoC全体で60MBとなっている。また、各CPUコアにはL0キャッシュとして24KBの命令キャッシュ、L1キャッシュとして64KBの命令キャッシュと32KBのデータキャッシュが用意されている。
ArmのTrustZoneや、Arm Execution State Exception levels(EL0-EL3)に対応しており、Armv8に対応した仮想化ソフトウェアを実行できる。
Centriq 2400のパッケージ。左に比較に置いたのはレンズ口径62mmのレンズキャップ
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Centriq 2400はI/Oまですべて1チップに統合したSoCになっており、シングルソケット構成のみが可能。メモリコントローラは6チャネル構成になっており、メインメモリはDDR4。32レーンのPCI Express 3.0、8ポートのSATA、2ポートのGigabit Ethernet、4ポートのSD/SPIなどをサポート。
製造プロセスルールはSamsung Electronicsの10nm FinFETで、パッケージは55x55mmのFCLGA。TDPは最大120Wとなっている。
120Wって…
爆熱ゴッド何とかでオーバーヒートしそうですね
Armを買収したソフトバンク 代表取締役社長 孫正義氏がビデオレターで登場
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アルデバランに続いて潰しそう
高いのか安いのか分からん
安い
Xeonは50万以上すんだろ
電力性能?
インテルが粗方囲い込んでしまったからな
そうとう安くて性能が上回ってないと話にならんだろう
ならない
知らなかった
120W…
ラインナップ内には、12Wモデルもあるんでしょ?
だからARM版待ち
比べるならEPYCだな
CPUは面白くなってきたわw
TDP 1Wあたりの計算すると、Centriq 2460とXeon Platinum 8180では45%、
Centriq 2452とXeon Gold 6152では32%、
Centriq 2434とXeon Silver 4116では31%ほどCentriq 2400シリーズの製品が上回っているという。」
Xeonの$2000だと12-16コアだし
マルチコアが容易なのはARMの利点だね
現在、特許を盾にARM版Windowsの開発を必死に妨害中
かなり前からっつーか
もともとNTはRISC版があっただろ
爆熱だな
充電の頻度が下がりそうだ
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